もしも日々の生活が甘味で満たされつづければ、
私たちの身体は麻痺し、やがて甘さを感じることができなくなる。
そして私たちは苦味をひとくち、またひとくちと飲み込んでは、 吐き出しそうな毎日を過ごしている。
自分好みの味が、誰かの好みの味で
誰かの好みの味が、やがて世界に広がるのを夢見て。
ケルトの神秘が色濃く残る
十九世紀後半フランス・ブルターニュ地方に生きる人々を通し、
人生の甘味と苦味を描き出す二つの物語。
作・演出
八亀ざお(演劇企画カチョエペペ 代表)